パパイヤ鈴木さんのなんとなくダイエット本
『デブでした。』は、生活習慣を変えることで、最高110kgあった体重を80kgまで減らしたという、パパイヤ鈴木さんのダイエット本。この本が話題になって、パパイヤさんはその後、ダイエットDVD
まで出したほどです。
本を読むと、あの『元祖!でぶや』が終わりに近づいた頃から、ダイエットしはじめたそうです。番組としては、際限なく食べる様子が面白くても、本人にしてみれば、このままではいけないという危機感があったのかもしれませんね。
成功したダイエットの前にも、何度かダイエットをしたことがあったそうですが、食事制限と運動で急激に痩せても、結局リバウンド。
そこで、今度は続くダイエットを、と考えた結果、パパイヤ鈴木さんのいう「なんとなくダイエット」になったのだそうです。
パパイヤ鈴木さんのダイエットは、3年間で30kg減という、かなり長期的なもの。若い頃ならともかく、40歳で110kgだったパパイヤさんにとっては、こうした長期的ダイエットの方が、現実的なのかもしれませんね。
それにしても、「なんとなくダイエット」と言われたら、楽そうな印象じゃないですか。でも、本を読むと全然楽じゃないんです!
御飯は腹六分目で我慢し、食べるものも低カロリーにして、満腹感を得られるようによく噛む。運動も、歩くことから始まって、加圧トレーニングまで。
これでは、「なんとなく」というよりは、がっつりダイエットですよね(笑)。
40歳にして、このダイエット法は結構すごいと思うのですが、そこはやはり、デブキャラだったとはいえ、ダンサーだったパパイヤさんだからこそなのか。
そう考えると、パパイヤさんのダイエット法は、元スポーツマンの男性など、それなりに体力のある人に向いたダイエットと言えそうです。
では、何が「なんとなく」なのか。普通のダイエットというのは、ある時期からダイエットを始めて、食事制限や運動をして、うまく痩せられたらダイエット終了!となりますよね。
でも、終了した瞬間から、元の食事に戻して、運動もしなくなるのでは、リバウンドするのが当たり前。
だったら、そういう「スタートとゴールがあるダイエット」ではなく、普段の生活スタイルを痩せやすい習慣に変えていこう。それがパパイヤ鈴木さんのダイエット法なんです。
期限が区切られていなくて、ずーっと続けるというところが、「なんとなく」なんですね。
ゴールがないから、目標体重も設定しない。むしろ、ダイエットよりは、健康的な生活を送るのが目的で、その副産物としてダイエットが成功している、という感じなんです。
食事方面では、一日2食で、昼は11:30~12:30の間、夜は17:30~18:30の間に食べる。量も腹六分目で、鍋物などの低カロリーのものを中心に…って、これを普段の生活にしちゃうのって、キツいと思うんですけど…。
それを維持する秘訣として、逃げ道を用意するんです。パパイヤさんなら、食事を制限する分、お酒はOKにしたそうです。
実は、アルコールのカロリーは、身体の中で熱になるだけで、蓄積されないのだとか。そういう「太る要素にはならなくて、ストレス解消になるもの」を見つけよ、とのこと。
お酒好きなら、お酒で決定!スイーツ好きな人なら、楠田枝里子さんのチョコレートダイエットを参考にして、カカオマス成分の高いチョコレートなんかいいかいいですよね。
運動に関しても、普段の生活を身体を動かすように変えます。
階段とエスカレーターがあったら、階段を上がる。歩く機会があったら歩く。自転車に乗る機会があったら、自転車に乗る。子どもと一緒に身体を動かして遊ぶ…などなど。
できれば、自宅で簡単な腹筋エクササイズもしたり、ジムに通ったトレーニングもする。
続けるコツとしては、ダイエットのときだけ運動する人ではなく、運動が好きな人になれ、ってことですね。運動が嫌いな人には、好きになれと言われても、それができれば太っていないよ、とツッコミが入りそうですが(笑)。
パパイヤさんのアドバイスとしては、「Mを楽しめ」だそうです。「我慢している自分に酔う」って感じで。
具体的に実行していることはキツいと思うのですが、それを楽しんでいるのがパパイヤさん。3章以降は、「いかに楽しみながら、生活に取り入れるか」というアイデアが散りばめられているので、ダイエットがイヤになったときや、気持ちが沈んできたときに読み返すと、「まだ、もうちょっと続けられるかな」という気分にさせてもらえますよ。
| <書籍情報> タイトル:デブでした。 著者:パパイヤ鈴木 発行日:2010/01/25 ⇒他の人の感想を読む |
