上田三根子さんの更年期ダイエット本
『更年期ダイエット』は、イラストレーターの上田三根子さんのダイエット体験記。私が有名人のダイエット本をチェックするのは、マスコミに登場する人なら、リバウンドの有無が確認できるからという理由があるのですが、その点、上田さんのダイエット法は優秀といえそうです。
というのも、上田さんは、雑誌『クロワッサン』の企画で2度ダイエットして、この本でのダイエットが3回目なのですが、長期的に見てもどんどん痩せているんです。雑誌のダイエット企画って、「ダイエット前」「ダイエット後」の写真を比べますよね。上田さんもそういう写真を取っているのですが、「1度目のダイエット後」と「2度目のダイエット前」を比べると、「2度目のダイエット前」の方が痩せているんです。「2度目のダイエット後」と「3度目のダイエット前」も、「3度目のダイエット前」の方が細い。
つまり、雑誌のダイエット企画が終わっても、リバウンドしていないどころか、痩せているんです。 ちなみに数字を書いておくと、2004年4月に1度目のダイエットで、4週間で4kg減。次が2004年11月に3週間で1.7kg減。3度目が2006年4月から3ヶ月間で4.7kg減。3回とも同じ先生の指導を受けているので、一つのやり方が確実に成果につながっていると言えますね。
上田さんは1949年生まれなので、1回目のダイエット時点で55歳。3回目のダイエット時点では、57歳。体験記を読むと、「更年期の症状の中、ダイエットを乗り越えた」というよりは、「ダイエットをしているうちに、更年期の症状も、いつのまにか解消されていた」という感じです。もちろん、こういう症状は人それぞれなので、誰でもそうなるとは限りませんが、試してみたくなる体験記です。
上田三根子さんのダイエット法は、効果があるだけあって、かなり盛りだくさんです。本に掲載されているエクササイズは17種類あり、一つ一つはそんなに難しくもないのですが、毎日この17種類をやるのは大変です(少なくとも、私はそうでした)。
ダイエット中の日記を読むと、上田さんは一人でエレベーターに乗ったときとか、コピー機を使う際の待ち時間などをうまく利用して、エクササイズをこなしているんですね。リンパマッサージも、お風呂の際にやっていたり、ダイエットのためにすることを、1日のなかで分散させてやっている。
まとめてやらずに、ちょこちょことエクササイズするのは、長続きの秘訣なのかもしれませんね。
食事に関しては、「何カロリー以下じゃなきゃダメ」とか「これは食べちゃダメ」とかいう決まりではなく、「なるべく油っぽくないもの」「なるべく低カロリーのもの」「ちょっと量を少なく」などのように、ちょっとした工夫を積み重ねていきます。
こうした運動面の努力と、食事面の努力の積み重ねが、更年期の症状の改善につながったようです。この一連のダイエットの前に、一度プール通いをしていたそうですが、更年期の症状を辛く感じているうちに、足が遠のいてしまったとのこと。身体が辛い時期だからこそ、身体を思いっきり動かすやり方ではなく、ちょこちょこ動かすやり方が効いたのかも。
若い人でも、持病を持っているとか、最近身体がだるいという人には、ヒントになるダイエット法だと思います。私も、もっと、ちょこっとした時間をうまく使える癖をつけないとなあ…。
| <書籍情報> タイトル:更年期ダイエット 著者:上田三根子 発行日:2006/09/21 ⇒他の人の感想を読む |
