香取慎吾さんのダイエット本
『DIET SHINGO』は、SMAPの香取慎吾さんが、26歳のときに8週間で15kg減のダイエットに成功したときの記録です。
この分布表をご覧いただくとわかるのですが、若い男性による芸能人ダイエット本って、本当に少ないんです。そういう意味では、とても貴重な本。もう絶版になっているようですが、ニーズは絶対あると思うので、「タレント本」色を弱め、「若い男性向けダイエット本」色を強めた上で、リニューアル復刊してもいいのでは、とさえ思います。
香取さんのダイエット開始前の身体は、体重88kg、体脂肪率29.4%と、申し訳ないけどアイドルとは思えない数値…。ダイエット前の食事日記を見ると、理由は明らかで、ほぼ毎日3000kcal以上食べているんです。日記の中で一番摂取カロリーの高い日は、5019kcal!何と、朝食がステーキセットとカレーセットとコーラ。
人気のある男性タレントなら、消費カロリーも多いでしょうが、さすがに5000kcalは多すぎですよね。ただ、この本によると、アメリカの調査では、「食べすぎ」で太っている人は、肥満全体の30%だけ。残りは「消費カロリーが少なすぎて」太っているんです。
よく動こうが、食べるのが少なかろうが、太るかどうかは「摂取カロリーだけ」「消費カロリーだけ」では決まらない。摂取カロリーと消費カロリーとのバランスが大事なんですね。香取さんはそれをもとに、摂取カロリーを減らしながら、消費カロリーを増やす、王道の方法でダイエットをしました。
運動面では、週に3回ジムに通い、ランニングマシンなどでの有酸素運動でカロリーを消費しつつ、筋トレで筋肉をつけて、基礎代謝をあげます。素人考えだと、ジムに通う回数を増やせば効果が高いと思ってしまいますが、筋肉が大きくなるメカニズムを考えると、48時間以上の休みを入れる、つまり2~3日おきに筋トレをする方がいいのだそうです。
食事面では、カロリー控えめの食事を、1日3回しっかりと食べます。基本的に1日1000~1800kcalにおさめていますが、ビストロスマップ収録の日は摂取カロリー測定不能だし、週に2回くらいはカロリーオーバーしています。
巻末にある、栄養指導の先生によると、できれば毎食、炭水化物・野菜・海草・キノコを摂るといいとのこと。また、睡眠中の新陳代謝を高めるために、夕食は低脂肪高タンパク質のものを摂るといいそうです。年代が若いほど、睡眠中の新陳代謝への気配りは必要ですよね。
運動も食事もフルにダイエット生活に入るのって、かなりキツイですが、香取さんの文章を読むと、むしろダイエット前よりいきいきしている感じなんです。汗をかくのも気持ちよく、食事も以前よりおいしく感じるようになって。
食事の際の飲み物をミネラルウォーターにしたら、食べ物の味をきちんと感じられるようになったというのは、私も同じ経験をしたのでよくわかります。お茶や紅茶をミネラルウォーターに変えるだけでも違うんですよね。
香取さんによると、本気で痩せたいと思ったら、周りから「太っているね」「デブだね」と言われたほうがいい、とのこと。効果が出てきて、周囲に「痩せすぎじゃない?」」と言われたときに、さりげなく「そうかな」とあしらう<勝ち感>に勝るものはないのだそうです。確かにそれはダイエッターの憧れの場面ですよね~(笑)。
おいしい食べ物と楽な生活から抜け出して、健康的な生活を送るのも、実は快適。そんなことを教えてくれるダイエット本です。
| <書籍情報> タイトル:DIET SHINGO 著者:香取慎吾 発行日:2003/09/01 ⇒他の人の感想を読む |
